著者の本を読むのは初めて。
私は運動をしているのに何故、帯に「運動なんて一秒もせずヤセられる!」と書いてある本書を購入したのか。
それは、著者と同業である別のスポーツトレーナーさんに「マラソンのタイムを良くする為に痩せたい。お腹周りがどうにも減らずタポタポしている」と相談したところ、スポーツトレーナーさんから「もっと走れ」とは言われず、「そこは《食》ですね」と言われたから。
しかしその彼も、アルコールや糖質の制限をしろとも言っていない。
そんな折、本書を一旦本屋さんでパラパラと立ち読みして、気になったので数日後に購入。
実は知識としては、ここに書いてあることは私にとってはそれほど目新しいことではなく、既知のものであったり、実践していることでもあった。
ただ、考え方という点で、改めてきちんと納得できたことが良かった。
あまりダイエットや栄養について正しい知識のない人が、本書の各単元毎にまとめられている太文字2行のところだけを拾い読みして、自分に都合の良いように理解するのは避けた方がいいだろう。
きちんと本書の隅々まで読んで理解すべき。
既知のものが多く、既に実践済みだったとはいえ、本書のお陰で私が見直すべき点が2点あり、良かれと思って今まで摂取していたその2点は早速やめた。
一方、あるところで管理栄養士さんから「朝昼兼用は太る。1日3食きっちり取るように」とマウスの実験結果まで持ち出して言われたばかりなのだが、それに対して本書ではほぼ反対の姿勢なので戸惑う。
ここは自分で判断していくしかないだろう。
- 感想投稿日 : 2015年7月30日
- 読了日 : 2015年7月30日
- 本棚登録日 : 2015年7月30日
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