小村寿太郎: 近代随一の外交家その剛毅なる魂

著者 :
  • 展転社 (2005年2月1日発売)
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感想 : 1
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 片山先生の本を読んだのもあり、ほかの小村についての本を読もうと思って手に取った本です。

 恥ずかしい。
 読んでて恥ずかしい本って今までもけっこうあったのですが、これもかなり恥ずかしいです^^;
 数ページ読むごとにお腹いっぱいになってました、何の苦行だ。
 小村をわっしょいし過ぎていて、ちょっと私にはどこまで行くのかわかりませんでした、スカイツリーも超えたのではないだろうか…←
 まあ、わっしょいするのは人物史にはよくある事なので致し方ないのかなあとも思いつつ、かといってほかの人を落とすのはよろしくないと思うのです…
 また、諸外国の事情も鑑みてないなあ…という感は否めませんでした。
 確かに日露戦争は日本史上ひとつの転換期であるし、それは世界史にも当て嵌まると思いますが、その時の日米関係の悪化がそのまま昭和の戦争に繋がるとは思えません、だって間に第一次世界大戦を挟むもの。
 後、清国をなめてるなあ…という感じも強かったです、朝鮮に関しては私もそこまで詳しいわけではないのでなんとも言い難いですが。
 先に李鴻章の本を読んでいたので、あまり清国の事を悪く言われるので寂しい気持ちになりました、清国だって頑張ってたのよ…
 まあ、今の日本外交に関するコメントは至極納得いくものばかりでしたが(苦笑)

 まあ、小村の逸話とかはたくさん載ってたので、小村の人物は見やすいかな………

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2012年4月1日
読了日 : 2012年4月1日
本棚登録日 : 2012年4月1日

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