迷路館の殺人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1992年9月3日発売)
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本棚登録 : 3665
感想 : 394
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 久しぶりに綾辻行人読んだのですが、最後の最後まで読んで、ああそうだ、こういう話書く人だったってやっと思い出しました。本格推理の要素に加えて、叙述トリックを最大限に使うのよね……。そうだった。

 内容、展開は気持ちよーく推理もの。ただ、叙述トリック込みなので、こっち側に全部を読み解く裁量は、あまり与えてもらえない。自力で解くぞ、みたいな読み方がしづらいのですが……この辺は好みだろうなあ。

 ワープロとか、フロッピーとか、あの当時ならではの要素が懐かしかったです。こうやって小道具が古くなっていくのは、推理ものの宿命だろうか、とも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 1 哲学
感想投稿日 : 2016年9月12日
読了日 : 2016年9月12日
本棚登録日 : 2016年6月21日

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