ビューティフル・マインド 天才数学者の絶望と奇跡

  • 新潮社 (2002年3月15日発売)
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本棚登録 : 271
感想 : 28
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 傲慢で悪童と呼ばれるくらいヤンチャで、ハチャメチャな性格をしていたが、ナッシュはそういった(一般的には)ネガティブな要素を補って余りある天才的な頭脳を持っていた。しかし山か高ければ谷深しとはよくいったもので、自分の思うようにいかないと、社会的には充分成功しているようにみえるのにもかかわらず、深い絶望に襲われることがしばしばあったようだ。
それが数学界のノーベル賞であるフィールズ賞逃すなどといった直接的な理由な、他さまざまな間接的理由、遺伝的理由によるものなのかはさだかではないが、彼は所謂精神分裂病を患ってしまう。プリンストンでいまなおファントム(幽霊)と呼ばれひっそりと暮らしているが、それでも彼はやはりまぎれもない天才的な閃き(ビューティフルマインド)をもっていたのである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・文学
感想投稿日 : 2010年11月25日
読了日 : 2010年11月25日
本棚登録日 : 2010年11月25日

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