高級ブランドは、どうして高級にみえるのだろうか。それは、無論蓄積された伝統であるとか、信頼という目にははっきりと見えないものが作用していることは間違いないと思う。
だが、例えばルイ・ヴィトンのロゴはなんとなく高級そうにみえる。その文字には安定感がある。
つまり、それはいわば「永遠の過去」が持っている権威をロゴが体現しているのだ。ただ単純にLOUIS VUITTONと文字が配列されているわけではない。実は文字の間隔に工夫が凝らされているのである。フォントには様々な種類があり、ある種の暖かみや逆に冷たさを演出できたりする。がフォントの重要な役割は、伝える言葉が見る人の頭に違和感なくスッと入っていくような自然さを持たせるということなのだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
芸術
- 感想投稿日 : 2012年2月16日
- 読了日 : 2012年2月16日
- 本棚登録日 : 2012年2月16日
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