【独自の音世界が印象的なToolの傑作】
今回は天才(というより鬼才)メイナードを中心とした、大御所プログレ・オルタナバンド、Toolの4thアルバムをレビュー。
まず言っておくと、このバンド、ポップな雰囲気は全くないし、あまり洋楽に馴染みのない人は聞かない方がいいと思う。洋楽を聞いていてToolを聞くのが初めての方は何度も聞きこむと独自の音世界に引き込まれると思う。
全体を通して重低音のサウンド。ダークだが中毒性のある世界観。聞きこむと映像が見え始める。ここまできたら彼らの思惑にハマっていることになる。このバンドはやはり天才。過去作品も恐ろしい位の仕上がりだが、本作の出来栄えも尋常なレベルじゃない。個人的にはこれが好き。
ジャケットは普通のアルバムの形ではないのでしまうのが面倒だが、彼らの世界観を如実に表しているそんなアルバムのデザイン。"The Pot"や"Vicarious"の展開の巧みさには唸らされる。"Right In Two"は好きな曲の一つ。
過去フジロック出演(2001年ホワイトヘッドライナー)もあり、そろそろ出演してほしいものだ。
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カテゴリ:
洋楽(HR・HM・ミクスチャー)
- 感想投稿日 : 2013年6月15日
- 本棚登録日 : 2013年6月15日
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