この原作を読みながら紀ノ川沿いを行き、
和歌山を旅したことを思い返しながらみた…
明治・大正・昭和…3代にわたり女性の視線で描かれる。
3時間におよぶ大作だ。
なんといっても司葉子さんが、いいっ!
理知的で、芯が通っていて…それでいて、妻としての
立ち位置をわきまえている。それでなくても、
ただ、ただ、見とれてしまうような美しさ!
そして、岩下志麻さんが、いいっ!
はねっかえりが強くて、おてんば…あたらしい考え方を
体現してゆく…対照的な母役の司葉子さんとの絡みは絶品!
もちろん、岩下さんも、めっちゃ綺麗です!
日清…日露…大戦…と、悲しい時代にあって、女性は、
どのようにして生きたかを、この物語はみせてくれます。
県議までつとめた夫の遺産を、すべて売却し、
この世を去ってゆく…まさに精錬とした生き方です!
生きてゆくために、金は大事…名誉もいい…
でも、そんなん…あの世まで持っていけませんもん。
不動産、骨董…そうしたものを手放し、書を読み過ごす日々…
そうした生き様こそ、美しいものと思われました!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
DVD
- 感想投稿日 : 2013年9月16日
- 読了日 : 2013年9月16日
- 本棚登録日 : 2013年9月16日
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