今をときめく落語家たちが、噺の舞台となった場所を訪ね歩く。と言っても時代は若くても明治、おもかげを残すところは少ないだろう。五街道雲助が「明烏」の舞台浅草界隈。古今亭志ん輔が「品川心中」の舞台品川界隈柳亭市場が「転宅」の舞台人形町界隈柳家喬太郎が「結石移動症」の池袋界隈柳家三三が「文七元結」の隅田川界隈春風亭一之輔が「茶の湯」の根岸界隈 をそれぞれ案内してくれる。跡地に大きなビルが建っていたり、通りを車が行きかったり、とても昔を偲べそうにもないけれど、ふいとはずれた小路や、昔から変わらぬ川の流れを見ながらつかの間、当時にタイムスリップしてみたい。お気に入りの演者の噺をBGMに。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
落語の本
- 感想投稿日 : 2010年8月6日
- 読了日 : 2010年8月6日
- 本棚登録日 : 2010年8月6日
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