噺家と歩く「江戸・東京」 こだわり落語散歩ガイド

著者 :
  • アスペクト (2010年2月26日発売)
3.33
  • (1)
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 37
感想 : 7
5

今をときめく落語家たちが、噺の舞台となった場所を訪ね歩く。と言っても時代は若くても明治、おもかげを残すところは少ないだろう。五街道雲助が「明烏」の舞台浅草界隈。古今亭志ん輔が「品川心中」の舞台品川界隈柳亭市場が「転宅」の舞台人形町界隈柳家喬太郎が「結石移動症」の池袋界隈柳家三三が「文七元結」の隅田川界隈春風亭一之輔が「茶の湯」の根岸界隈 をそれぞれ案内してくれる。跡地に大きなビルが建っていたり、通りを車が行きかったり、とても昔を偲べそうにもないけれど、ふいとはずれた小路や、昔から変わらぬ川の流れを見ながらつかの間、当時にタイムスリップしてみたい。お気に入りの演者の噺をBGMに。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 落語の本
感想投稿日 : 2010年8月6日
読了日 : 2010年8月6日
本棚登録日 : 2010年8月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする