([か]5-1)いのちの代償 (ポプラ文庫 か 5-1)

著者 :
  • ポプラ社 (2009年9月2日発売)
3.50
  • (3)
  • (9)
  • (9)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 80
感想 : 16

時系列に沿って書かれた遭難手記です。
といっても記録や会話を目で追って、「わあ、大変!」と読者に思わせる意図は全く感じられなかった。
野呂さんにとって山に登ることは人生であって、遭難に遭ったからといって登山に対する情熱は何も変わらない。
遭難から無事に生還した男は勇敢だと一人ひとりは思っていても、"1人っきりで"という部分にメデイアは惹かれたんでしょうね。
野呂さんの人生、不謹慎な言い回しとは承知ですが、「山あり谷あり」まさに山登りです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年3月28日
読了日 : 2013年3月28日
本棚登録日 : 2013年3月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする