アルケミスト: 夢を旅した少年

  • 地湧社 (1994年11月1日発売)
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感想 : 137
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林田さんがタイムラインでほんの一部をシェアしていたので、気になって読んだ本。

よくわからない部分もあったけど、とにかく人間は自分が本当に何がしたいのかということに真面目に向き合って、それを追求して生きていくのが難しい生物なんだなと。
自分の目的を達成するための手段が、いつの間にか目的にすり替わってしまっても気づかないし、シンプルに自分の目的を追求している人に対して邪魔もはいるし、障壁もあるから、自分の中にいる悪魔に負けて、一見、楽な道(楽な道が幸せな道とは限らない)を選んでしまったりもする。(それって、自分の中にも思い当たる節はあるし、決して他人ごとではないという。)
そんなかんじで自分の”心の声”をいつの間にか封じ込めてしまって、生活に多少の不満感のようなものがあるけれどもなんとなく生活ができているからそれでいいやというかんじになってしまう。
本来なら、人間だれしも、自分が本当にやりたいこととかっていうのは持っていて。でも歴史に残るような偉業だったり、他人から羨まれるような成果(もちろんこれは仕事の話だけでなく、最高の母親であったとかも含まれると思う)を残せる人と、そうでもない人の違いは、自分のやりたいことを追求できているかというシンプルな差なのかもしれない。大半の人は自分の本当にやりたいことを追求できるわけではないから、モチベーションも上がらない。だから、ものすごい成果を残せるわけではないみたいな。今まで、偉人と凡人を分けるものは何なんだろうと思ってきたけれど、これも一つの要素としてあるのかもしれない。
最近、ちらほらやりたいことを求められるのはおかしいみたいな発言をする人いるけど、それってその人自体がもう既に何らかの要因で”心の声”が聞こえなくなっているだけなのかもね。
相変わらずまとまりないけど、こんな感じでメモ終了!



”傷つかないようにしていることは実際に傷つくよりもつらいことだと心に言ってやれ。”
傷つかないようにする方が、実際に傷つくよりもつらいことだとかっていうのも気付かない。本当にそうかもしれない。まさに今。一丸さんの件も、なんとなく思ったようにはうまくいかなくて、一丸さんに頭下げに行った時は久々に折られたなと。まあ、そのあたりの時って、大好きだった彼女に振られたり、サークルも崩壊するしで弱っていた時というのもあってのかもしれないけれど、割と来たな。その印象が強すぎるから、どうも、やっても意味ないんじゃないかみたいな悪魔がことあるごとにささやいている。だから、最近振るわないというか、こう足が重いのかもしれない。でも、この書評?を書きながら振り返ってみて、本当にやれることを手を尽くしてやったのかといわれると、それはそうでもないのかも。まだまだできることはあったし、それで成功する可能性もあった。そう、まだ手を尽くしていないんだよね。とりあえず、少しずつでもいいから目の前にあることを一点集中していくしかないのかも。自分の中の悪魔とうまく付き合ってもう少しやってみようじゃない。


”愛は逃げない。”
もし、今のが本物なら、逃げないでそのままでいるのかもしれない。もしそれが、薄れたり、逃げたりしたとしたら、それは。まー、本物だと思い込んでいたというだけのものかもしれない。それには少しねかしてみるのもいいのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年9月25日
読了日 : 2014年9月25日
本棚登録日 : 2014年9月25日

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