コララインとボタンの魔女 スペシャル・エディション [DVD]

  • 496人登録
  • 3.67評価
    • (40)
    • (117)
    • (87)
    • (19)
    • (1)
  • 110レビュー
監督 : ヘンリー・セリック 
出演 : キース・デヴィッド  ダコタ・ファニング  テリー・ハッチャー 
t80935さん movie   観終わった 

小動物に導かれて、もう一つの世界に行くというのはアリスを思わせるのだけど、アリスのようなわくわくする感じが全くない。感じるのは不安だけ。子どもはそれを怖がって、最初の30分で観るのをやめてしまった。

コララインは魔女に契約を持ちかけられる。眼をボタンにすれば、ずっともう一つ世界で楽しく過ごすことができるのよ、と。
この契約は、一見、コララインが選択できるように見えるのだが、実際には一度魔女からロックインされると執拗に契約を結ぶよう追いかけられることになる。
ストップモーションと思えないほど美しい映像。
コララインはお人形を28体も作ったそうな。
ボタンのお目々と対比させるためか、表情もかなり豊かだった。

世界の昔話にはいくつかの型しかないという話を聞いたことがある(うろ覚え。また調べたい。松岡正剛あたりがそういうこと言っていた)
このコララインの物語には、その物語の型をいくつか見ることができる。
例えば、
・普段は閉じているのに、特別なやり方をすると異世界への扉が開いてしまう。
・望むものと魂を交換しようと持ちかけられる契約。
ここらへん、さらっと見ていると、よくあるお話だなあって思ってしまう気がするのだが、物語というのはそういうものなんだと思う。

コララインは親が忙しすぎてかまってくれない、近所の人々もコララインの話をまともに聞いてくれない、そういう寂しさ、孤独を、魔女につけ込まれてしまう。
コララインの寂しさ、不安さを示すように、物語はずっと憂鬱な雰囲気のまま。
でも、ラストシーンは、それまでとは違って、美しく明るい雰囲気に大きく変わる。
ボタンの魔女との前後で、コララインを取り巻く世界はそれほど大きくは変わっていない。
多分、少しだけ自分の見方を変えるだけで、周りの人が少しだけ優しくしてくれるだけで、どれだけ世界が明るく見えるのかということを示しているのかなあと思った。

ずっと怖い雰囲気だったので、子ども向けに見せかけて、本当の対象は大人なのかなあと思ったりもしていたのだけど、送っているメッセージはやっぱり子どもに向けているようにも感じる。
子どもはもうちょっと大きくなってから、見せるとよいかな。

レビュー投稿日
2011年2月10日
読了日
2011年2月8日
本棚登録日
2011年2月7日
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『コララインとボタンの魔女 スペシャル・エ...』のレビューをもっとみる

『コララインとボタンの魔女 スペシャル・エディション [DVD]』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『コララインとボタンの魔女 スペシャル・エディション [DVD]』にt80935さんがつけたタグ

ツイートする