いつ、なんど読んでも鮮烈な印象で私に迫ってくる本。
これぞ乙一と言えるのではないでしょうか?
初めて読んだのは中学生の時、あらすじも何も分からなかった所為で何回か買うのを躊躇った末にとうとう手にしたあの瞬間のことは今でもぼんやりとではありますが、覚えています。
「SEVENROOMS」がこの作品、ひいては著者の全ての作品の中で1番好きといっても過言ではありません。
得体の知れない異様さと狂気の中で燦然と輝く、家族への不変で確かな愛。
読み終わった後、睫毛がしっとり濡れているのはいつものことです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ホラー
- 感想投稿日 : 2010年12月27日
- 読了日 : 2010年12月20日
- 本棚登録日 : 2010年12月20日
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