ジョウンの元で人並みの生活を送るエリン。生き物に興味津々で、ちょっとナウシカを思い出させる印象。とはいえ、師とも父親とも言えるジョウンはそんなエリンに不安も覚える。「人と獣のあいだには大きなへだたりがある。ということを忘れるんじゃないぞ」ともすると自分が人であることを忘れているのでは?と思うぐらい、生き物に寄ってしまうエリン。ジョウンでなくとも心配にはなるな。途中から堅き盾編に「そう思うなら誓いを解け。堅き盾は心に迷いをかかえたまま、全うできる仕事じゃない」王の盾となり、時には人を殺し、時には王の身代わりとして自分の身を投げ出さなきゃいけない。覚悟なんてなかなか決められないものだが、相応の覚悟がなければ、務まらない仕事。だよな。
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武本糸会
- 感想投稿日 : 2016年6月26日
- 読了日 : 2016年4月8日
- 本棚登録日 : 2016年4月8日
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