宿にくるのは未練を残した死者達。そして、宿で働いている者達もまた未練がある。未練なく死ぬことなんぞできやしないだろうが、どこかで落とし所をみつけないとあかんもんかもしらん。「ここでは何かを見つけたとしても死んだ人間は心から救われるということがない」死んだ当の本人も残された家族も。日にち薬で折り合いをつけるしかないんだけどな。「頼むから自分が救われることだけ考えてくれ」まぁそういうことだよな。と。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
穂積
- 感想投稿日 : 2017年4月10日
- 読了日 : 2017年2月24日
- 本棚登録日 : 2017年2月24日
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