虚構推理(3) (月刊少年マガジンR)

  • 講談社 (2016年4月15日発売)
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本棚登録 : 268
感想 : 8
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鋼人七瀬はいかにしてその身を手にいれたのか。「最初はただの作り話でした。けれど名前と形を得た虚構は。何千何万何十万という人間の頭の中に根付き回ることによって少しずつ血肉が与えられ、実体を得てしまうこともあるんです」ここ数年のSNSの発達によって嘘も真も言ったもん勝ち。拡散したもん勝ちめいた現実があって、なんかなー。「人の想像力が怪物を生み出すんです」こう考えると人というのは欲深い生き物で、質が悪い。「しかし一般的に真実とされ、そこから導かれている結論が何か…というのも重要なんです」1%の真実を含めば嘘もまた真なり。いや違うか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 片瀬茶柴
感想投稿日 : 2017年1月22日
読了日 : 2016年12月23日
本棚登録日 : 2016年12月24日

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