主人公の早季が回顧という形を取ってこの物語は始まる。
本を見て厚さ(1000ページ)で圧倒され、読み始めの時はおもしろく無ければ途中で読むのをやめようと思ったのだが、読み進めていくうちにこの不思議な世界に引き込まれ一気に上巻を読み終わっていた。
下巻をこれから読むのが楽しみだ。
主人公は回顧を書いた早季そしてその同期の友だち、覚・瞬・真理亜・守の5人を中心に進んでいく。
時代背景は最初古代かと思って読んでいたが、どうも違和感があるなと思ったら今から1000年後の日本の関東地方が設定されている。
そして、その時代は人類がほぼいなくなり残った人たちがコロニーを作り厳格な決まりや、育成によって彼らの世界が保たれている。
主人公ほかの5人が進級に向けてのキャンプに出掛けて行くあたりから、その世界がどうして出来てきたのかというものがぼんやりと見え始め、どんどん話しの中に入り込んでいき、途中からあっという間にこの分厚い本を読み終わった。
この主人公たちは実は超能力を持つコロニーの住人であり、その能力を身につけていく過程がこの教育の目的で、このコロニーに従順な大人を作り上げることが第一の使命のようで、主人公たち5人はどちらかというとはみ出している子どもたちで、その5人が集められてグループになっていると言うことで、それが故に色々な事件が起こっていくという上巻でのストーリーだった。
さてさて、下巻を読むのが楽しみでたまらない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF小説
- 感想投稿日 : 2016年4月15日
- 読了日 : 2016年4月15日
- 本棚登録日 : 2016年4月15日
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