お気に入りの本を集めています。 和洋ノンジャンルだけど、実用書・ビジネス書は除く。
これは数多くの訳者が手がけているが、やはり定番といえば小林秀雄の訳でしょう。ある意味日本人は、訳詩というオリジナルとは違った文学を味わっているのだと感じる。
こちらはいかにもブコウスキーといった作品。故国ドイツへの旅模様がはちゃめちゃなエピソードも交えながら彼独特の視線で描かれている。、
不良詩人ブコウスキーが自らの少年時代を赤裸々にさらけ出す。彼にとってももっとも書きにくい難作だたらしいが、その分、他の作品と違った味もあり、彼の作品が苦手な人にも一度手にしてほしい
かつて自分を苦しめていた男が受刑者として看守の自分のまえに逆の立場で相対することになる。読者を引き付ける舞台設定から人間の「闇」を描き出す秀作。
孤独な少年が誰にも見えない「ヒカル」という存在とともに生きる。ミュージシャンだった作者が初めて執筆した快作。
マイロン・ボライター・シリーズの中でもこの作品はピカ一!80年代育ちのマイロン、ウィルやエスペランザの軽妙な会話のやり取りも良いが、マイロンが過去の栄光とどう人生の折り合いをつけるのかという葛藤が泣かせる。
マイケル・ムーアの大ヒット本。ブッシュ大統領になって以降、はたから見ているとますます暴走気味のアメリカに、逆に暴走している人もいることを知って、ちょっと安心した。
映画はジュリア・ロバーツは良かったが、肝心のストーリーは2時間でまとめるともったいない。やはり小説で楽しみたい作品。
元BOOWYの氷室や宇多田ヒカルなど日本では度々ミュージシャンに取り上げられてはブームを迎えるが、世界的なロングセラー。知恵遅れの主人公が手術で高いIQを持つが、やがてまた退行していく。周囲の環境との関係やモルモットににた自分の立場を日記帳に綴る異色のSF文学。
この棚で唯一漫画本の紹介になるかな。私が小学校低学年の時、初めてこの本を手にした時にはこれが現実だったという怖さにページを先にめくることができなかった。これはもう理屈じゃない。とにかく世界中の全ての子供が読むべし。
「僕のプレミア・ライフ」でイギリスのサカオタを、「ハイ・フィデリティ」でイギリスのロックオタを書いたニックの3作目。過去2作は趣味の世界で通じるものが無い人にはあまり受けないかもしれないが、これは万人向けか。結局精神的に自立しきれていない主人公のなよっとした物語ではあるのだが。
レコードオタクで精神的に自立しきれていない青年を主人公にした風変わりな現代小説。ややうじうじしたストーリー展開は万人向けではないが、個人的には同じレコードオタクなので中で使われる1曲1曲(70,80年代もの中心)のネタにすっかりノックアウトされた。
ミステリ作家の彼にしては異色作。記録喪失と知的後退の障害を持ってしまった主人公の過去探し。「アルジャーノン」の影響もろうけではあるが、それでも独自のメッセージもあり、よく出来ていると思う。
比較的なシリアスタッチのミステリが多い真保裕一の中ではこれはややコミカルタッチな長編。でも構成の綿密さとはらはらさせられる展開はいつもどおり。
映画化ですっかり有名になった感があるが、個人的にはこの作者の作品は全てウェルカム。代表作だけあって当然これも一押し。日本で「ダイハード」以上のシナリオが書けるのは彼しかいないだろう。