経済の文明史 (ちくま学芸文庫 ホ 9-1)

  • 筑摩書房 (2003年6月10日発売)
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「BOOK」データベースより<br>
労働、土地、貨幣がすべて市場メカニズムの中に組み込まれて、いわば社会の実体が市場の諸法則に従属させられるにいたった“市場経済”社会は、人類史上きわめて特殊な制度的所産である―ポランニーは古代社会・非市場社会を、現在の市場経済と社会を映す鏡にして、経済人類学に大転換をもたらした。「経済が社会に埋め込まれている」非市場社会の考察を通じて彼が見出した、市場経済社会の特殊性と病理とは。20世紀中盤、高度資本主義社会の入り口において、鬼才が発した現代社会への警告であり、壮大なスケールで展開する経済人類学の古典的名著。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 貨幣・金融
感想投稿日 : 2004年11月22日
本棚登録日 : 2004年11月22日

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