読みたかった作家アリスシリーズの1冊目。
悩んで新装版を読むことにしたが、あとがきと解説が旧版と新装版の両方読めてお得だったと思う。
事件発生までの導入部、事件発生から犯人発覚までの捜査過程、探偵の推理と犯人の自白、どれをとっても落ち着いていたなという印象が強い。
そろそろ誰か死ぬなと思った時(我ながらひどい思考だが)、丁寧な書き方だなぁ…なんて考えてしまったくらい。
どこもかしこもじっくり。
火村先生が警察に協力を依頼されるという状況故に、情報がすんなり入ってきたのもストレスなく読めた理由の一つかもしれない。
こんなにやきもきしない推理小説は初めてではないか。
その分最後の謎解きも変に落ち着いて「なるほどね」って感じで読んでしまって、良かったんだか悪かったんだか。
作中のアリスさん(年上だからさん付け)は、学生アリスシリーズのアリス(年下だから呼び捨て)に似ている。
抜群の安心感(笑)
火村先生は思っていたより印象が薄いような?
本領発揮はこれからかな?と期待してしまう。
近々2冊目も読みたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2014年6月12日
- 読了日 : 2014年6月12日
- 本棚登録日 : 2014年6月12日
みんなの感想をみる
コメント 2件
九月猫さんのコメント
2014/06/13
takanatsuさんのコメント
2014/06/13