相変わらず城平先生の考える設定は面白いものばかりだな!神様であるカエルに相撲を取らせてそこに殺人事件まで絡めてくるとは!
主人公の文季も小さい体で相撲を取っているというからには城平作品に相応しく頭脳プレイヤーだと判っていたが、中学相撲で有名人というレベルとは予想外な展開。それでいて事件の推理でもしっかりとした判断を下しているのだから驚き。自己評価がやたら低いのが何とも面白いが
ヒロインの真夏も巨体で力持ちと表現されているから年上かと思えば年下なんだから色んなトコでバランスが面白いことになっている。片手で米俵10俵持てる中学二年生って何だ(笑)
日本に居るはずのない外来種のカエルが村の相撲行事と殺人事件を結びつけるという構図も面白いし、その事態を同じく村の外からやってきた文季が解決に動くという構図も面白い。
そしてラスト辺りの展開も驚愕すると同時になるほどと思ってしまった。真実って簡単に推測するなんて出来やしないよね
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2016年7月9日
- 読了日 : 2016年7月9日
- 本棚登録日 : 2016年1月11日
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