おとこの秘図(上) (新潮文庫)

著者 :
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感想 : 10
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池波正太郎は
鬼平犯科帳、真田太平記、剣客商売などで映画化、テレビドラマ化されている大衆に支持されている大作家です。

私の持っている「おとこの秘図」は文春文庫版でして、昭和50年代の初めに発行されたものです。
「鬼平」の前の8代将軍徳川吉宗の時代に盗賊改方長官を務めた「徳山五兵衛」を主人公に、若いころの放蕩な生活と、絵(秘図)に没頭した生活から、将軍吉宗との係わり、そして盗賊改方長官としての縦横無尽の活躍など本当に面白い作品に仕上がっています。

第1巻の途中ではちょっと変な本かな?と思う人もいるかもしれませんが、読み終わったときは、やっぱり面白かったと思ってしまう本だと
思います。

新刊本では入手しにくい本かもしれませんが、第1巻を読んでしまうと
どうしても続きが読みたいと思ってしまう本です。

どちらかというと男性向けかなと思う本ですが、鬼平ファン、池波ファンの方には男女問わず、お奨めの長編作品だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代物
感想投稿日 : 2009年10月24日
読了日 : 2009年10月24日
本棚登録日 : 2009年10月24日

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