浅き夢見し

著者 :
  • 小学館 (2013年8月5日発売)
3.14
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本棚登録 : 222
感想 : 37
5

やっぱり詩人だな。
モデルの体験を本にしたからなのか厳しい評価があるけれども、自分の体験だと思われるところは詩を感じさせます。
章の初めの文や、一章の「とっさに繕ったぎこちない笑顔は、お面のようにはらりとはがれ、黒ずんだ床の上に落ちていく。」に代表される描写などは気持ちが良く伝わります。

物語として、良くある話・展開だと思いますが、細かい描写の的確なところや、こういう見方をしているのかと気づかされる部分もあり、楽しめます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年6月10日
読了日 : 2016年6月7日
本棚登録日 : 2016年6月10日

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