やっぱり詩人だな。
モデルの体験を本にしたからなのか厳しい評価があるけれども、自分の体験だと思われるところは詩を感じさせます。
章の初めの文や、一章の「とっさに繕ったぎこちない笑顔は、お面のようにはらりとはがれ、黒ずんだ床の上に落ちていく。」に代表される描写などは気持ちが良く伝わります。
物語として、良くある話・展開だと思いますが、細かい描写の的確なところや、こういう見方をしているのかと気づかされる部分もあり、楽しめます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年6月10日
- 読了日 : 2016年6月7日
- 本棚登録日 : 2016年6月10日
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