素粒子はおもしろい (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2011年11月19日発売)
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本棚登録 : 85
感想 : 12

高校生のころ、雑誌でクォークのことを知りかっこういいと思った。そして、これはもう理論物理学の道に進むしかないと思った。けれど物理学科で学び出したころは、微分積分や行列・ベクトルなどの数学と古典力学と電磁気学。クォークの話に行き着く前に息切れがしてしまった。それでも、陽子と陽子を光速近くまで加速してぶつけるなんて話を聞くと、いまだにちょっと興奮する。素粒子の話は今までも何度となく読んできたけれど、結局はきちんと理解できない(当り前かもしれないけれど)。まあ、その周辺の素粒子発見の歴史とか、いろいろなエピソードを楽しむくらいでもいいのかもしれない。そういう点では私にとっては小柴先生の「ニュートリノの夢」の方がおもしろかったかなあ。著者の原子力発電についての肯定的な発言が気になった。師匠の坂田先生の原子力に関する本も刊行されているので読んでみようと思っている(図書館で注文しているがまだ届かない)。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 物理学
感想投稿日 : 2014年10月29日
本棚登録日 : 2014年10月29日

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