小澤征爾さんと、音楽について話をする (新潮文庫)

  • 新潮社 (2014年6月27日発売)
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本棚登録 : 1070
感想 : 86

やっと文庫になりました。待ち遠しかった。一気に読みました。カラヤンとグールドのベートーヴェンピアノ協奏曲3番をちゃんと聴きました。どこがどうずれているのかとかよく分からないのだけれど。ブラームスの1番はサイトウ・キネンで1990年の録音を。ベルリオーズの幻想交響曲はズービン・メータの分しかないのでそれを聴きました。たぶん、買って一度聞いたきりになっていましたが、あらためて聞くと印象がずいぶん違い、いいなあと思えるところが多くなっていました。マーラーはサイトウ・キネンで2000年録音の復活を聴きました。まあ、どれもこれも、読みながら聴いており、深く音楽に聴き入っているわけでもなく、本書で話されているような内容に気付くはずもありません。まあ、でも小澤征爾さんのいろいろなエピソードはおもしろい。スイスのセミナーはたしかテレビでも見ていたけれど、村上春樹の目と耳を通しての感想は新鮮でまた良い。ここから何か教育法についてのヒントがほしかったけれど、残念ながら今のところ読み取ることができていない。大西順子さんについてのエッセイを読みたくて、「考える人」を買ったのに、文庫に収録されていた。なんだか、得したんだか損したんだか・・・ブラームスのピアノ協奏曲1番バーンスタイン指揮、ウィーンフィルの演奏を聴きながら。ピアノはツィメルマン。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 村上春樹
感想投稿日 : 2014年9月29日
本棚登録日 : 2014年9月24日

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