地形で読み解く日本史第二部。前作と違って石田光成みたいなつまらない誤字がなく、前作と同様面白いのでグイグイ引き込まれた。
彼の説が正しいかどうかは置いといて。地理や気象といった下部構造が文化等の上部構造を決定づけるってのは納得。日本人の小さな物を好む文化や勤勉な性向があること、日本将棋の発展など。他にも横浜の水道や石狩川の整備、江戸から東京まで地方の支えがあっての発展だったこと、木がエネルギーだったために山が荒れ果てたころ黒船がきて石炭にエネルギーが切り替わった話。海外にも飛んでナイル西岸のピラミッド群はナイルをリビアの砂漠で消滅させないためで、ギザのピラミッドは耕作する人々の灯台だったという説などなど。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2015年3月2日
- 読了日 : 2015年3月2日
- 本棚登録日 : 2015年3月2日
みんなの感想をみる