1年経てば娘の死に向き合えるようになるだろうか。どんなに辛いことがあっても人間は、飲んで食べて寝ることができるんだろう。それでも様々な記憶を呼び起こさせる家に住み続けるのはとんでもない苦痛なんじゃないのかな。伊坂作品にしては流石にいつもの軽妙さが少し弱まっている。というか、同じ歳の娘を持つ身として冷静に読めなかったかも。そして氏の作品によくある存在感のある父親。「先に行って観てきてやる」には泣けた。親にとっては子供は幾つになっても子供なんだよな。
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- 感想投稿日 : 2017年2月13日
- 読了日 : 2017年1月22日
- 本棚登録日 : 2017年1月25日
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