殺し屋シリーズは好きなのですが、映画の「グラスホッパー」があんまりだったので、つい映像化されたらどうしようと心配してしまいます。
作者もそんなことを感じたのかと思えるほど、殺し屋が「殺人」に対して懐疑的で「自分が幸せになる資格はない」という台詞が何度も出てきます。
そもそも殺し屋がこんなに街中にあふれている設定をしている時点で圧倒的にフィクションなわけで、そこがゴルゴ13を読んでるときみたいに痛快で面白かったのです。なんだかあんまり反省とかしてほしくなかったなあと個人的には思うのです。仲介屋だけの存在であるはずの医師のみが悪党だったりするのも、いつもよりひねりがなかったような。。。もっと奥をちらつかせてもよかったんじゃないのかなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
伊坂幸太郎
- 感想投稿日 : 2017年11月3日
- 読了日 : 2017年11月3日
- 本棚登録日 : 2017年11月3日
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