東野圭吾の新作は高級ホテルを舞台とする
マスカレード・ホテルシリーズ。前作の「イブ」が2014
年だから、どうやらこのシリーズのリリーススケジュール
は3年に1度、ということらしい。もちろん発売日に入手し
たのだけど、別の本が読み終わらず、ようやく一昨日から
読書開始。約2日で一気に読み切った。
大晦日にホテルコルテシア東京で行われる仮装カウントダ
ウンパーティー、「マスカレード・ナイト」を利用した
計画犯罪。この情報を察知した警視庁捜査一課は、刑事・
新田浩介をまたもや同ホテルに潜入させ、いまやコンシェ
ルジュの位置にまで上り詰めた山岸尚美と共に、犯罪阻止
に動く、という内容。
・・・すばらしい。
やたらに魅力的なキャラクター陣に加え、伏線の張り方と
その回収は完璧。怪しい人物は何人も出てくるのだけど、
僕には最後の最後まで全く犯人の見当が付かなかった。
東野圭吾の真骨頂とも言える、文句の付けようのないミス
テリー。ただただ脱帽するしか無い。
このシリーズが始まってから、コルテシアのモデルとされ
る水天宮のロイヤルパークホテルにやたら親近感を持つ始
末。そのくらい大好きなシリーズなので、3年に1度と言わ
ず、毎年新作を出して欲しい。
ミステリー好きは必読。とにかく面白いので。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2017年9月25日
- 読了日 : 2017年9月24日
- 本棚登録日 : 2017年9月25日
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