終物語 (上) (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
3.78
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本棚登録 : 2175
感想 : 153
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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838573

作品紹介・あらすじ

何かの制裁を受けるかのように、じりじりと追い詰められてきた阿良々木暦。そのカギを握る謎の少女・忍野扇との出会い、そして、阿良々木暦自身の隠された過去に迫る! アニメシリーズヒロイン本第一弾「羽川翼」好評発売中! 第二弾「八九寺真宵」編も近日発売!!

感想・レビュー・書評

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  • こうやって女の子ばかり、心が狂うっていうシリーズなんだ〜ってやっと気がついた。
    今回は、怪異ではなく。狂気。

  • 扇ちゃんが場を引っかき回す。暦の過去。人の記憶はいい加減なもの。自分の問題の解決を他人に任せてはいけない。でも、”助けて”とは言えなかったんだろうな。そんなに簡単に人間は消えないと思うけど。

  • BS11でオンエアしているけど既に地上波でやっていたんだ、録画していたのを見てやっと思いだしてきたが、ほとんど忘れている、やはり原作を読まないことには記憶には定着しないようである。上巻では記憶の話のようであったが、たしかに自分では忘れてしまっているようなことも他人にとってはとても大事な記憶となっているようなこともあるだろう。よくいじめっ子は忘れているがいじめられた方は一生恨んでいるなんてことよくあるんじゃないかな。

  • 何かの制裁を受けるかのように、じりじりと追い詰められてきた阿良々木暦。そのカギを握る謎の少女・忍野扇との出会い、そして、阿良々木暦自身の隠された過去に迫る! アニメ<物語>シリーズヒロイン本第一弾「羽川翼」好評発売中! 

  • ダーク扇に、ガハラさんに、羽川さんに、、、暦。

    ひさびさの物語シリーズだったので、懐かしい楽しさがあった。
    羽川さんとガハラさんを愉しむ以外の愉快は少なかったかな。

    でも扇ちゃんの迷子キーワードに期待を抱きつつ、終物語<中>へと。

  • 西尾維新の怪異シリーズ「化物語」の続編。無駄なレトリックと長い前置きが特徴の本シリーズですが、今回はそういうの一切なし。物語は主人公の過去を紐解く話。不協和音が全体に漂っていていい感じです。その不協和音の元凶はおそらく今後のキーパーソンである忍野扇。この少女の得体のしれない雰囲気を狙って演出しているなら、作者はすごいと言わざるをえないすなぁ。とりあえず次回作に期待です。

  • 珍しくミステリー要素が強かったです。しかし、何者やねん忍野扇…中、下とどのように物語が加速していくのか楽しみです。しかし今回一番ひどいのは鉄の人でしたね…

  • 上:おうぎフォーミュラ
    暦は扇のことを「扇ちゃん」と呼び,可愛らしい後輩であるように書いているが,私にはひたすら薄気味悪いお化けにしか見えないので一々違和感。それはともかくとして,クイズみたいな物語。私はクイズやなぞなぞが得意ではないし好きではないし見識もないので良くできたクイズなのかどうかはわからない。面白くなかったとは思わないのだが人名がやたら多く,しかも独特の感性で形成された聞いたことも無い人名ばかりだったので,クラスメイトの紹介を読むのは苦痛だったし,どの名前をどこで聞いたのかも憶えられず,結果的に,物語が受けるべき正当な評価の半分も楽しめなかった気がする。結論はちょっとこじつけっぽく感じてしまったが,これは名前を覚えられず内容を楽しめなかったことから感じる不当な評価かもしれない。羽川さん実は好きでは無いけれど,最後に出てきて彼女の存在にほっとした。

    上:そだちリドル
    暦が扇と一緒に母校―中学校を訪れて記憶をたどる物語。2年ぶりに登校した老倉との再会がきっかけとなっていて,扇が推理小説を読むように暦の過去を推論してゆく。暦は大して悪くもなさそうなのに,何故か愚か者のレッテルを貼られ納得している。もし扇の推察通りだったとしても,愚か者は老倉であるように私には見えるのだが。暦は嫌いなのだけど,それでも。今回も最後に出てきた羽川さんに救われた気がした。羽川さんが好きになりそう。

    上:そだちロスト
    老倉と暦の過去の関係。老倉の現在と未来。それを追いながら如何に扇が気持ち悪い存在で,如何に羽川が優れていて頼りになる存在であるかを説いていくような物語。暦は憑かれていく様子がおそろしい。老倉の気持ちが分かりすぎてつらかった。

  • 物語シリーズ15作目
    ミステリー仕立なのだが、謎がマニアックすぎる。
    考えるのは放棄して、いつも通りのリズミカルな語りを楽しんだ。

  • セカンドシリーズの内容忘れちゃったので、時系列がよくわかんなかったけど・・・

    今までとは趣向を変えた、ミステリって感じでしょうか。
    暦の過去に触れているし、壮絶な生き方をしている新キャラも出てくるけれど、内面での葛藤を描くとかいうよりは、不思議を解決していくというストーリ展開でした。

    シリーズ中でも、ちょっと異色な感じが・・・
    でもまぁ、ほぼ同時並行でセカンドシリーズのヘビーなお話も進行していますしね。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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