印南野市で発生した連続女性殺人事件。遺体の口には必ずある紙片が、現場には犯人の指紋がべったりと遺される。殺ったのは“ファントム”……まるで実体のない幻のようなやつ。
「ぼくはどこにも存在しない。あらゆる場所に存在できる。同時に。」
彼の自問は、谺(こだま)せず、ひとり美しい構図を描き切る!
”本格ミステリの意匠を借用しているけれど「本格」でもなければ、「ミステリ」でもない。本書はそういう作品です”(著者)
ブックデザイン / 熊谷 博人
カバーデザイン / 辰巳 四郎
オブジェ製作 / 水野 真帆
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2003
- 感想投稿日 : 2015年7月28日
- 読了日 : 2003年1月21日
- 本棚登録日 : 2003年1月21日
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