すばらしい。タイトルからはなんだか伝奇っぽいイメージがされたが、そういう意味ではなかった。そのまま闇にうずもれていく、けれど華たち、ということだった。「男の縁」がそれを象徴しているかのようである。歴史とは、ひとりの人間がその生をどんな形であれまっとうした、その積みかさね――華であるのだと、改めて感じた。個人的には「悪名」がよかった☆ ツボった。
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- 感想投稿日 : 2009年9月6日
- 読了日 : 2009年9月6日
- 本棚登録日 : 2009年9月6日
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