「Chikirinの日記」の育て方

著者 :
  • ちきりんブックス (2013年11月26日発売)
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本棚登録 : 351
感想 : 55
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知らない人はいないちきりんさんのブログを始めたきっかけ、これまでの歴史、そしてブログに対する姿勢が書かれた本。とても読みやすいです。

ちきりんさんのブログに対する姿勢が分かるいくつかの点

1.日記とは「今日こんなことを考えた」という思考の記録であって、「今日は何を食べた。今日はどこに行った。今日は誰と会った」という行動の記録ではない。思考プロセスを記録することで、あとから自分の思考を振り返ることもできるし、将来の思考につなげることもできる。
2.ブログを書くときは「何を書くか」ではなく、「今日は何を伝えようか」が最初に決まる。
3.滑らかに発音・発声できる文章を書く。書籍もブログも、最後に必ず音読し、スラスラ読めるよう”てにをは”を整える。
4.出版数のノルマを充たすためだけの依頼は受けない。
5.ちきりんさんにとって最も大事なものは、人生における自由な時間。やりたいことは山ほどあり、ブログは趣味のひとつにすぎない。有名になりたいわけでもお金を稼ぎたいわけでもなく、自由な時間を確保するために仕事まで辞めたのに、執筆や取材に追いまくられたくない。
6.自分の考えたことを文章化すること、自分の思考を言語化し、構造化すること、そういう作業自体を楽しむ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年3月1日
読了日 : 2017年3月1日
本棚登録日 : 2017年3月1日

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