(004)秋 (百年文庫)

  • ポプラ社 (2010年10月13日発売)
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本棚登録 : 156
感想 : 36
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志賀直哉「流行感冒」。このように主人の心の中を書き綴り、読み手を主人公と同化させる。逡巡する心の動きが、見た目が厳格であろう主人の風貌を想像するにユーモラス。
正岡容「置土産」。立ち上がりは退屈と思ったが、物語全体に引き込まれる。皆が明日をも知れずに精一杯生きた時代の物語。良い話です。
里見弴「秋日和」昭和35年頃の話。後段、主人公が入れ替わりながら心情を綴っていく。不自然さがなく、物語も淡々と進んでいく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年7月13日
読了日 : 2012年7月13日
本棚登録日 : 2012年7月13日

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