大好きな「村上龍」らしさが溢れた破壊力抜群の問題作。
老人のテロ組織という発想、生々しく濃密な文章、クセのある登場人物(特にヒロイン・カツラギの存在感)、怒涛の展開、エンタメ性とメッセージ性が高い次元で両立している。
何より、ぶっ飛んだ設定なのに、まるで「現在進行中」の事件と錯覚してしまうリアリティは圧巻!
物語の設定は2018年。妙な胸騒ぎを覚える。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2017年1月29日
- 読了日 : 2017年1月27日
- 本棚登録日 : 2017年1月21日
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