在日コリアン2世であるヤン・ヨンヒ監督が父親との関係、ピョンヤンに住む兄たちの姿を撮ったセルフドキュメンタリー。
朝鮮総連の活動で知り合った監督の父と母は3人の息子と1人の娘をもうける。
やがて3人の兄達は祖国へ帰国し、以後日本へ戻ってくる事ができなくなってしまう。
3人の痩せ細った写真が送られてきてから、
母は日用品をダンボールいっぱいに詰めて送るようになっていく。
日本の自由な文化の中で生まれ育った娘(ヤン・ヨンヒ監督)は父とは違う考えを持つようになっていくが…。
"時間の止まったような"や"素朴な"で表現される北朝鮮の日常風景に衝撃を受ける。
後半の、「考え方は少し違うけれども」という娘に、病に倒れた父が語る「同じだ」に号泣。
「祖国のために」と言ってきた祖国は北朝鮮ではない。
ピョンヤンへの想いは"かぞく"への想いだったのだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画(ドキュメンタリー)
- 感想投稿日 : 2013年6月23日
- 読了日 : 2013年6月23日
- 本棚登録日 : 2013年6月22日
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