小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

著者 :
  • 講談社 (2010年5月14日発売)
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本棚登録 : 5176
感想 : 772
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青春ものの4部作。リアル、アクチュアルな人間像描写は、やはりこの先生の独壇場だ。最高峰だ。唯一無二だ。テンポ、リズム、濃淡、プロット、アイテム、ストーリーすべてに隙がない。高校生の恋愛を、老年の入り口に差し掛かったいまでも鮮烈に描きだすことが出来、かつ同世代読者の薄れつつあるかつての記憶をも輪郭をビビッドに変換して呼び起こす技術はもはや変態と言っても良いのではなかろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説 長編
感想投稿日 : 2015年5月2日
読了日 : 2015年5月2日
本棚登録日 : 2015年2月17日

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