エドワードとフローレンスの結婚後、8時間とその後。
最中の、二人の考えていることが余りに違う箇所は秀逸だった。(そして余りにもそれが互いに伝わっていなさすぎるのも。)
外国文学をあまり読まないので、説明文の多さには不慣れで少し眠い。
で頑張って読んでみると、この二人って結局根本的に<合ってない>のかなぁ、と。考え方がという意味で。
今回はたまたま、性に関する考え方の相違が主題だったけれど、そうでない別の部分でもズレは生じてきそうな気がする。
ラストのあたりでエドワードが<あの時~してれば>みたいなことを思っていたけど、どうかな。
どちらにしても、これは埋まらない溝だわ、って実感してしまった時ほど怖いものはない。
イアンマキューアン初読みですが、この辺の絶望感を描くのが本当に巧みだなーと思いました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年8月19日
- 読了日 : 2011年8月19日
- 本棚登録日 : 2011年8月1日
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