全体的に構成がちぐはぐであり、その多くを自らの経験をベースに論じている為に考察も浅い。自民党を批判して、政権交代後の民主党なら全て上手くいくという論調。
特に、消費増税をする前に財政の透明化が必要と述べておきながら、何故首相在任時に取り憑かれたようにマニフェストに書かれていない消費増税を断行したのか?決められる政治、という短期的な功を急いだとしか考えられず、中長期的な国民の幸福や税収増といったグランドデザインを踏まえた行動とはとても思えない。辻立ちを毎日する等の地道な努力は評価に値するが、国の方向性を定める船頭向きでは到底なく、よくて決められた仕事を粛々とこなす中間管理職タイプだろう。
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- 感想投稿日 : 2013年1月4日
- 読了日 : 2013年1月4日
- 本棚登録日 : 2013年1月4日
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