消閑の挑戦者3 ロスト・エリュシオン (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2005年5月29日発売)
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感想 : 7
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 天才とか超人って言い方を変えれば化け物の一言に人間としての扱いをしてもらえなく成っちゃうんだよね、ということを再確認しました。<BR>
 祥と小槇の関係がゆるやかに変わる様子がいい感じ。<BR>
 ウォリスランド共和国首都アウルスシティを舞台に人工的に作られた天才たちと、小槇が偶然見つけた神の名前を持つチャットメンバーとの人間関係。自分が生きていけない世界なんて必要ないから壊しちゃえという破壊的な考え方。超跳躍ですら超える能力との戦い。<BR>
 人間の脳にメスを入れるということ。倫理面からなのか正義感なのか。良いことなのか悪いことなのか。嫌悪感を顕にするいるると祥とは対照的に「わるいこと」だとは思わない小槇。そうしたいと思うだけの理由があるからこそ、そこにいる被験体をはっきりと友人だと認識したときその笑顔の裏側に隠されたものを見つけたときに何を考えるのか。どう行動するのか。 @異界の書

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: お勧め!
感想投稿日 : 2006年7月28日
読了日 : -
本棚登録日 : 2006年7月28日

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