仏の教えビ-イング・ピ-ス: ほほえみが人を生かす (中公文庫 テ 6-1)

  • 中央公論新社 (1999年11月18日発売)
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感想 : 11
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僕が学生時代、強迫の治療のために通っていた大学病院の先生に薦められた本。その先生は、瞑想の力を強く信じていて、行動療法(このころは、暴露反応妨害法)の最初はいつも炭田呼吸法から始めていた。
そのころの僕は、精神世界というものに、懐疑的で、治療も半信半疑でやっていた。でもこの本を紹介されて読んだことをきっかけに、少し興味がわいて、仏教や、瞑想、呼吸法、などを調べていくうちに、精神的な効果を確信するに至るわけ。それは医学的にも証明されているんだけど、セロトニンの明らかな変化を認められてるんだけど、まあ、そんなことはあんまりどうでもよくて、ようはそういう精神的修練というものは故なくして形成されたものではなく、営みの中での知恵というか、色々なことを試された中で、瞑想というものが、明らかな精神の変化、安寧みたいなものを無意識にでも人に与えるからこそ、今まで息づいているんだろうという事なのであるよ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 雑学・エッセー
感想投稿日 : 2008年11月24日
本棚登録日 : 2008年11月24日

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