とても後味の悪い話。ナオミの蠱惑と支配から逃れられない譲治は、はたから見るとひどく滑稽で、やめておけばいいのにという憐れみを誘うのだけれど、おそらくこういう精神状態になってしまったら、抜け出すのは容易でないのだろうと思った。関わり合いになりたいとは思わないし、なりたいとも思わない、そんな女性像だと思う。口と媚びのうまさは見習うべきかもしれん。
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- 感想投稿日 : 2015年2月17日
- 読了日 : 2015年2月17日
- 本棚登録日 : 2015年2月17日
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