自分より数字を取れない上司に不満がたまった、著者があるとき、上司のその不満をぶつけたときのやりとり、ここにすべてがあるように思いました。
長いですが、引用。
「私、どうしても彼に素直になれないんです。それに、彼ばかり収入がアップして不公平じゃないかって思ってしまうんです。」
~中略~
「・・・自分のためにやっていることが自然にまわりを幸せにしているってことだろう?いいことじゃないか?お前もっと大きくなれる人間なんだよ。そのうち、そいつも抜かしちゃうから、今のうちに幸せにしてやれよ。」
「幸せにしてあげる・・・?」
「上司を立ててあげなさい。上司を立てれば立てるほど、お前の株は上がる。そして上の人間を稼がせようと思えば思うほどお前の成績はあがるんだよ。」
「結果、私が一番得をするってことですよね?」
「私だって和田くんのおかげで潤ってるよ。幸せにしてくれてありがとう。もっと幸せにしてくれよ。」
仕事の悩みで大部分を占めるのは、上司との人間関係。
これを読むとすーっと憤りがとけるというか、
なるほどと思える部分です。
営業は人を幸せにする仕事。
それは、お客さんだけじゃない、自分はもちろん、
同僚、上司、部下も幸せにすることが大切な仕事なんだって、
再認識させてくれる重要な一節。
ここに全てが集約されているように思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
営業ノウハウ・テクニック
- 感想投稿日 : 2011年5月10日
- 読了日 : 2011年5月10日
- 本棚登録日 : 2011年5月10日
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