久しぶりの読了。ソシャゲに脳を破壊された私にはかつての読書スピードは保てない。耳から脳みそが垂れてきそうなので、だらだら本を読むことにする。
IT界のレジェンド、デマルコの名著。
「ピープルウェア」も家にあるが、積読ですね。
「デッドライン」はITベースのファンタジー小説なので、とっかかりしやすい作品でした。最後のハリウッド的な物語の〆方はお国柄が出ますね。"HAHAHA"って感じ。
社会人になりそれなりの経験を積んできたので、内容としておーっとなるものはそこまでなかった。ベースができている、と好意的に理解しておこう。
トムキンス・ウェブスターは人員整理対象者に向けた講習場で、モロビアのエージェント、ラークサー・フーリハンと同席する。少しの雑談を交わし、ドリンクで乾杯した後強烈な眠気に襲われる。目覚めた時、トムキンスはモロビア行きの飛行機の座席に座っていた。
お雇い外国人に与えられたミッションは、西側諸国のデファクトスタンダードとなっている6つのソフトウェアの、模倣品作成。報酬は、莫大な給与と、1500人の一流技術者の完全なる裁量権。
「あなたのせいじゃないわ、ウェブスター。でもチャンスよ。プロジェクト管理の制御実験をやってみたいと思ったことはない?一つの製品をつくるために、たった一つのプロジェクトじゃなく、三つか四つ運営したらどうなるだろうって思ったことはない?」
世界で最初の、プロジェクト管理実験室が立ち上がる。
【勉強になった教訓】
・新しく採用した人材には、1回は実証済みの能力レベルのプロジェクトを任せ、ほんとうに目標を拡大するのは次回とする。
・短期的に生産性を高める方法などない。生産性は、長期的な投資によって向上する。
- 感想投稿日 : 2017年4月3日
- 読了日 : 2017年4月1日
- 本棚登録日 : 2017年4月3日
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