「自分ってモノの奴隷なんじゃないのか?」
という疑問を持った著者、デーブ・ブルーノさん。
思い切って1年間を100個のモノだけで
暮らすという決意をするんですね。
この本にはその決意と実際のチャレンジの様子、
そして残った100個のモノのリストを記録した一冊です。
リストもななかなか興味深いですが、
モノがあふれる現代社会に対する内省的な考察が面白いですね。
《人々はなぜか、モノが「とんでもなく素晴らしい何か」を「完全な何か」に変えてくれると信じ込んでいる。。。中略。。。しかるべきブランドの服を着ていたら夕日がもっと美しく見えるかのように。愛ではなくモノで人との絆が深められ、人生のやりがいを、店で買った何かで完全に出来ると信じて、何年も何年も過ごして来た。それがこの国の消費主義が発信しているメッセージだーー自分の人生は不十分であり、自分を自分以上の存在してくれるモノはもっと山ほどある》
2016/03/08
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- 感想投稿日 : 2016年3月25日
- 本棚登録日 : 2016年3月25日
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