筆者はサラリーマン人生を3等分し、22~34歳、35~47歳、48~60歳とわけ、そして真ん中の35~47歳をミドル層、特に前半35~41歳の層について本書のターゲットにしています。
いわゆるバブル入社組がこのあたりに該当します。
最初はバブル組がお荷物である、使えないという仮説をたてていたそうですが、いろんな会社にインタビューしたり個人からアンケートをとって分析していくうちに、人間の問題ではなく組織の問題と気づき、そしてそれを改善するためのロールモデルを提案する、という流れで構成されています。
問題点の抽出と分析に関してはとてもよくまとまっていて、一読の価値があると思います。
(問題解決のためのロールモデルとして提案されている、社内プロジェティスタという解は私的には?ですが。)
第3章の、伊藤忠商事の丹羽会長のインタビューが特に印象深いです。
キーワードをいくつか置き換えたり、年代を絶対年代ではなくて物事の順番としてとらえたり、背景を会社レベルに縮小したりして、自分の手元に手繰り寄せてよむと理解が進みますよ。
2008/09/30
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年12月14日
- 読了日 : 2008年9月30日
- 本棚登録日 : 2011年11月11日
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