著者のR.エンリコはマーケティング部出身の社長だけに記載されている内容が現場視点で迫真に迫っておりおもしろい。
よく2番手ブランドがトップブランドと交代するマーケティング戦略がそれらしく書かれているが、本書はそのプロセスを教科書的ではなく生々しく伝えている。
2番手のペプシコーラが展開したペプシチャレンジに代表される徹底的な広告戦略によりトップメーカーであるコカコーラの社内に何か変えなきゃという雰囲気が出てくる。もちろん、固定客であるコカコーラの愛飲者はそんなことをちっとも欲していないのに・・・。
機を見て敏にそこにつけこむペプシコーラのしたたかさ。
その後の米国内のシェアは、よくご存知のことと思うが、まさに歴史を動かしたその逆転劇を余すところなく伝えている。
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- 感想投稿日 : 2013年4月1日
- 読了日 : 2013年4月1日
- 本棚登録日 : 2013年4月1日
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