「マンセル環」でおなじみのアルバート・H・マンセルによる色の表記の体系化、その解説。ボールを包むような手の形や皮をむいたミカンを引き合いに、色を体系化するという当時目新しい概念をできるだけ噛み砕いて説明しようとするマンセル氏の熱意が伝わってくる。Adobe Photoshopなどのソフトに慣れ親しんでいれば、色相・明度・彩度といった尺度はすでに自明のものだが、改めてその成り立ちに立ち返ってみる意味はあると思う。
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- 感想投稿日 : 2010年7月6日
- 読了日 : 2010年7月6日
- 本棚登録日 : 2010年7月5日
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