ドリルを売るには穴を売れ

著者 :
  • 青春出版社 (2006年12月23日発売)
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本棚登録 : 3398
感想 : 330
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初心者向けのマーケティング本としては良書。

①そもそもマーケティングとは?
売れる仕組みをつくること。
買い手が達成したい目的に合わせて、売り手が「商品・サービス」を提供することが重要。

②マーケティングの4ポイント
・顧客にとっての価値を考えること
・買い手の弱みを売り手の強みでカバーすること
・差別化を図ること
・価値実現のために4P分析を行うこと
が重要と挙げられています。
マーケティングの基本理論としては大変分かりやすく、どの場面でもこの知識が活かされるのではないでしょうか。

③「完璧なマーケティングには一貫性がある」
この本を読んでいて一番しっくりきた言葉です。
確かに、よく売れている商品・ブランド・遊園地…どれをとっても戦略に漏れがなく、揚げ足を取る余地もないといいますか…「一貫性」があってこそマーケティングが出来上がるのだと感じました。

全体を通して、転職サイトや新卒ページを見ていると、「マーケティング」という職種欄が多く見受けられます。
確かにマーケティングに特化した仕事はあると思いますが、マーケティングこそ、誰もが持っておくべきスキルだと感じました。
ベンチャー企業で情熱だけ溢れていても、結局スキルがないと前に進めない。その時につい忘れがちなことが「マーケティング」なのではないか、と思います。
是非、仕事に行き詰った人は今一度、この本を読んで、仕事を見つめなおす機会を持っておくことをお勧めします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マーケティング
感想投稿日 : 2017年11月29日
読了日 : 2017年11月29日
本棚登録日 : 2017年11月29日

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