海賊モア船長の遍歴

著者 :
  • 中央公論新社 (1998年7月1日発売)
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本棚登録 : 36
感想 : 5
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楽しい!私は文庫版ではなく、単行本を持っているが、400ページ以上もある分厚い本でも、読み進むのがワクワク楽しくて、簡単に読みきってしまえる。
日本人の書いた海賊の物語とは驚きであるが、細部まで詳しく、海賊の全てを存分に楽しめる。おまけに子供でも十分に楽しめるように、説明もわかりやすくて、ふりがなまである。海賊ものの古典名作物語は幾つかあるが、この本なら最初の一冊にふさわしいと言える。単なるフィクションの枠を超えており、歴史的背景や海賊の思想的背景にまで触れられている。
しかも海賊ものらしく、登場する人物像がバリエーション豊富で、描き方も奥深く、物語としても楽しめる。2度目に読んでも楽しい。
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海関係
感想投稿日 : 2010年5月5日
読了日 : 2010年5月5日
本棚登録日 : 2010年5月5日

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