頭ではなく肌で戦争を知る世代の二人の対談で表現された「戦前」昭和の点検。軍と軍人の馬鹿っぷりへの批判は、対談形式ということで感情的な盛り上がりを見せるが、編集側が準備した進行のキーワードが面白い。「世界の大勢」「この際だから」「ウチはウチ」「それはおまえの仕事だろう」「しかたなかった」。。。こうした揶揄が、現代日本の組織(特に昭和を引きずる組織)きっちりと引き継がれている気がしてならない。平成の世代に期待したくなる。
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カテゴリ:
新書 人文系
- 感想投稿日 : 2015年3月24日
- 読了日 : 2015年3月24日
- 本棚登録日 : 2015年3月14日
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